花林寺 > 大柴燈護摩

護摩祈祷

平成25年度 厄払い大柴燈護摩
無事終了しました。

平成25年2月17日(日)

厄払い 大柴燈護摩(だいさいとうごま)について


花林寺 柴燈護摩 2012年


花林寺 柴燈護摩 2009年(その1)


花林寺 柴燈護摩 2009年(その2)

柴燈護摩は、山中で修験者が行う護摩法要です。

護摩は、古代インドのサンスクリット語「ホウマJを語源としており、(火で)焼く、燃やす、という意味があります。

炎の中に本尊である不動明王が住んでおられると教える真言宗で、護摩を焚くということは、さまざまな不浄や災難を焼き尽くして幸せになることを意味しています。

そして柴燈護摩の残り火の中を素足で渡り歩くことは炎の中の本尊と一体になることを意味しており、このことによって本尊からの恵みにより家内安全、身体健康、商売繁盛、交通安全、除災招福などの諸願成就が頂けるといわれています。

皆さんの目の前に広がっています護摩壇を中心とした世界は、皆様の心の世界が広がっているとお考えください。その世界は母親の胎内です。

これからここで新しい命が誕生します。すなわち、これまでの災いをここで断ち切り、新しい自分を形成していただく、というものです。

これから修験者の方々が一つひとつ儀式の手順を踏みながら、その世界を完成させていきます。

大柴燈護摩奉修の流れ

花林寺の大柴燈護摩奉修

花林寺では毎年2月の第3日曜日に大柴燈護摩を修法致しております。

次回の柴燈護摩奉修
日時 平成26年2月16日(日)
午後1時より(受け付けは12時より)
場所 花林寺
  • 駐車場完備致しております

 

お問い合わせ・お申込みはこちらから

 

古札は、当寺で処分致します。当日にご持参下さい。送付して頂いても構いません。

厄払い 大柴燈護摩奉修の流れ

〈入部〉

修験者の方々が入場してきます。合掌でお迎えください。

唱えています「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」とは、感覚や意識をつかさどる6つの器官とその能力、すなわち(1)眼 (2)耳 (3)鼻 (4)舌 (5)身体 (6)心 の6つの執着を断つことで、清らかな精神を維持し、霊妙な術を習得する、とされています。

〈結界〉

護摩壇を中央に四方を荒縄が囲っています。結界といいます。修行や修法のために区切った場所です。

〈水とり〉

散水します水は場を清めるもので、あか水ともいいます。

〈法斧〉

護摩壇を設けるために斧で庖辺の木々を切り倒して広場を作ります。切り倒された木々は人聞の煩悩でもあり、積み上げられて護摩壇となります。

〈法弓〉

魔を退治するために北東の鬼門を基点に時計回りに四方に矢を射ます。鬼門に放たれた矢は拾い上げてはいけませんが、その他の矢は破魔矢としてお持ち帰りください。

〈宝剣〉

結界のこの大地は浄化されましたが、再び魔が忍び寄ってこないように、宝剣で「光」という文字を書き、この「光」を大地に入れ込みます。

〈願文〉

皆様の願いが成就されるようそれぞれの願いを読み上げますが、今回は189年ぶりの大噴火で地域住民を不安に陥れている新燃岳の活動沈静化の祈願も併せて行います。

〈点火〉

積み上げられた煩悩の護摩壇に火が入ります。

大祇師(だいぎし)の手によって護摩木が焚かれますが、護摩木のお焚きによって、皆様が託した災い等の一掃、大願成就(たいがんじょうじゅ)が成ります。

〈火渡り〉

皆篠に火生三昧(かしょうざんまい)ともいわれる火渡りの儀式に参加していただきます。

初めに導師が火勢を鎮める「火伏(ひぶ)せ」を行います。火伏せが終わりましたら、案内の指示に従い、お渡りいただきたいと思います。

しっかり上から大地踏みしめてお渡りください。急ぎ足になったり、走ると逆に火勢が強まります。ご注意ください。


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